防災倉庫の中身ってどうなってるの? 青梅市の備えを確認
昨年3月11日の東日本大震災以降、住んでいるまちの防災対策について関心が高くなっています。青梅市には大きな災害に見舞われた時の備えはどの程度あるのでしょうか。
2012年9月13日、市内に15カ所ある防災倉庫の中で、今井市民センター敷地内と今井小学校空き教室利用の防災倉庫を見学しました。倉庫は通常は施錠されていて、鍵は市役所と市民センターで保管しています。
今井市民センターの倉庫は広さ20㎡ありカンパン等食糧や防災シートが、今井小は57㎡にカンパン等のほかに毛布、トイレットペーパーが蓄えられていました。
参加者からは、倉庫は広さの割に備蓄品が少ないと感じた、必要となった場所の近くの防災倉庫から使うわけではないということを聞いて災害時にスムーズに運べるのだろうかという声もありました。また、市の備蓄は必要最小限なので自宅でも備蓄することが必要だと思いました。
備蓄食糧は災害発生後の市内避難者(想定4,819人)の2日分と帰宅困難者(17,455人)の1食分の合計46369食が必要と言う考えに立ち約47000食となっています。人口分の備蓄があるわけではなく、飲料水は市の備蓄がないということも知りました。何がどのくらい備蓄されているかは青梅市地域防災計画に記載されていて、市のホームページから見ることができます。ぜひ、内容を確認してみて下さい。
地域防災計画は、都の想定変更を受けて今後抜本的に見直す予定です。
防災課の話では、災害に対しての準備・対処については、私たち自身がする備えと対処(自助7)、近くの人たちとすることできること(共助2)、青梅市や東京都が担う対策(公助1)の割合で考えてほしいとのことで、参加者からは驚きの声もあがりました。
また、自助、共助部分の訓練等を行う際には、市としても協力するとのことでした。