見学会報告 羽根木プレーパークに行ってきました

 

子どもの「育ち」にとって大切なことは?

今は子どもたちの育ちに必要な「遊び」が保障されていません。プレーパークは、本来の「遊び」がある場所だと考えて5月25日、世田谷の羽根木プレーパークを見学しました。

木立の中にあるプレーパークで、子どもたちの遊ぶ姿を見ながら、プレーパーク世田谷理事の三輪さんにお話を伺いました。

 

木から屋根へ、屋根から木へ飛び移って遊ぶ子どもたち

遊び倒す子どもたち     

プレーパークと公園の違いは、禁止事項が極めて少ないこと、プレーリーダーが常駐していることです。プレーリーダーとは、子どもが自由に遊べるように直接間接にサポートし、遊び仲間であり、応急処置係であり、子どもの立場から物事を考え、そこから見えてきたことを世の大人に伝える大人です。プレーパークでは、あれもこれもダメと言われることなく、プレーリーダーと共に、木に登り、高いところから飛び降り、火を起こして使い、水遊び・泥遊びをし、のこぎりなどの工具を使って心ゆくまで遊び倒します.

 

「子ども」を取り戻す!

遠慮のない集団遊びに入り込む子、一人ではしたことのないことに全神経を集中させて挑戦する子・・・。その中でつい感情をむき出しにしたり、思った通りにいかなくてしょげてしまったり。その思いを受け止めてもらえる、そして心のままに挑戦することのできる、そんな場所だからこそ自ら考えて判断し行動し、起こったことを自分で引き受けることができます。小手先の知識ではない「真の生きる力」が培われます。

また、親もいろんな子がいていい、いろんな子育てがあっていいと安心し、子どもとの暮らしのヒントを得ることもできます。

青梅には豊かな自然がありますが、「危険」の一言で子どもが自然とふれあい思い切り遊ぶ機会を私たち大人が知らず知らずのうちに奪ってはいないでしょうか。

子どものパワー溢れるあるがままの姿を敬遠し、口を出すことで、本来の子どもの育ちを妨げてはいないでしょうか。

今後も青梅・生活者ネットワークでは、子どもたちが生きていくために大切な根っこの部分をどう育てていったらよいかを共に考える機会を作っていきます。