わいわいTALK!第4回 青梅の学校給食残さのゆくえを追って

埼玉県寄居町の(株)環境サービス 生ごみ堆肥化施設見学

 8月21日(火)、市内学校給食の生ごみのゆくえをたどり、埼玉県寄居町にある「彩の国資源循環工場」内(株)環境サービスを見学してきました。
 見学会に先立ち、藤橋調理場に伺い、学校給食センター長の市川さんより、給食残さを堆肥化するにあたりどのような方法が検討されたのかお話しを伺う機会を設けました。
 圏央道と関越道を1時間ほど走ると「彩の国資源循環工場」内にある(株)環境サービスに到着。そこは、生ごみ堆肥化の他、プラスチックの固形燃料化や容器包装プラスチックの資源化にも取り組んでおり、作業場なども見学させていただきました。生ごみ堆肥化のエリアは匂いの関係で窓越しの見学でした。
 長期休暇や土日をのぞく毎日、青梅市学校給食の残さが2トン車(パッカー車)で約60キロの道のりを運ばれます。それまでのように焼却するよりも、わずかですがコストは削減できているそうです。
 できた堆肥は農地で活用されますが、現在のところ青梅市内の畑に活用されている実績はないとのことでした。青梅市にも農地はたくさんあり、そこで採れた野菜は給食食材として利用されています。その調理前・調理後の残さを堆肥化するのですから、青梅の畑に戻され、活用されるのが本当の循環と言えるのではないでしょうか?そのためには、堆肥化の施設も市内にあることが望ましいと考えます。
 本当に循環の環がつながり、子どもたちにとっても身近な環境学習の素材となる給食残さの地域での生ごみ堆肥化・・・
 今後も、青梅市のこの取り組みを注視し、全国の取り組み事例などの情報も得ながら、政策提案につながる活動を進めていきます。

<写真>脱臭ダクト装置