早くからこうした全児童を対象に学校を拠点として放課後の遊び場活動をおこなってきた江戸川区「すくすくスクール」や武蔵野市の「あそべえ」の紹介、都内自治体の実施状況の資料などをもとに大西さんからお話しを伺いました。
ところで、この事業は、ボランティアが担い手として重要な事業でありながら、市民にほとんど知られていないのが現状です。簡単なワークショップでしたが、さらに地域や市民の理解を深め、取り組む学校を増やすにはどうしたらいいのか、自由に意見を出し合いました。(下段にまとめました)
今後は広報を工夫し、さらに議論を深めて青梅市に合った施策を進めていく必要がありそうです。後半では、都の次年度予算や議会の裏話など、都議ならではの臨場感ある話も聞けて好評でした。
・・・意見をご紹介します・・・
ボランティアについて
*子どもの相手が苦手な大人もいて、子どもとふれあうためのレクチャーが必要では?
*子どもの人数や日数が増え、少ないボランティアに負担がかかるようでは続かないのでは?
広報について
*学校の保護者会などで、「放課後子ども教室」の広報活動を行い多くの人に知ってもらう。
*学区により環境の違いが大きい。広い学校区、マンモス校などどうするか?早く全地域に知らせて、それぞれの検討を始めるべき。
*費用をかけず、もぅ少し皆が情報を得られる方法を。
*市報に詳しく載せていただきたい。
学童との関係、居場所について* 児童館がなく、働く親には子どもの安全を確保する
ために学童保育という選択肢しかない。放課後子どもプランが充実すれば学童は本当に必要な子どもだけになり待機児が減るだろう。
*仕事をしている親で学童に入れない人もいたので、青梅市全体で取り組んでほしい。
*児童館がないので、ぜひ市内全校で毎日を目標に本格稼働の可能性を探ってほしい。
行政の姿勢など
*行政の考え方が柔軟にならないと、放課後子ども教室は拡大しないのではないか。
*青梅市には児童館がなく、行政も市民も子どもたちの自由な遊び場づくりという発想が乏しい。